そろばん教育とは

珠算は、古くから日本文化に根ざし、計算能力の向上のみならず、暗算力、数学的思考能力、集中力を養成します。

近年は珠算学習が『右脳の活性化』に好影響を与えることが、多くの脳医学者たちの研究によって解明・実証され、その教育的効果が改めて見直されております。コンピューターや電卓がある時代でも、それらの機器に頼らず自分の脳を使って正確に計算をする能力を持つ人は、いろいろな場面で力を発揮できることでしょう。

珠算学習は基本的に、計算を「正しく速く」行う訓練です。計算処理能力が高まれば、宿題でも仕事でも大変効率よくできるようになります。
珠算学習を通じて、同時に珠算式暗算もできるようになります。人間が器具に頼らず、自分の力で計算をすることにより、能力を高めることになります。
珠算式暗算は「右脳」を使います。学校教育は左脳を鍛えますので、珠算学習により左右の脳のバランスを保つことができます。
珠算学習は１種目の制限時間は長くても１０分です。この間、真剣に集中していないと正確な答えは得られません。物事を成し遂げるのに絶対に必要な集中力や根気は、習い始めてからコツコツと努力する間に自然に身に付きます。
進歩の目安が得点として数字ではっきりと出るため、努力の結果がすぐにわかります。目標達成時の成就感や満足感は次への新たな動機付けになりますし、不成功の時に味わう挫折感は、過去を省みる良い教材です。珠算学習は、数感覚や暗算力を強化すると同時に、人間力をも高めます。